フラメンコ大好きSakuraのBLOG

フラメンコ歴だけは無駄に長いSakuraがフラメンコの感動を綴ります。たまに別の観劇記録もはさまります。最近書き始めたばかりの手前勝手な鑑賞記録です。

フラメンコルネッサンス21新人公演2017(1日目)

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8月18日(金)初日

初日から実に見ごたえのあるフラメンコが続く。
皆さん本当に集中してレッスンしてきたのだなあと感動する。音楽はもちろんのこと、衣装にも細かくこだわっているなあと楽しくなる。全般的にすごくセンスが良くなっていて嬉しい。目を楽しませてくれるアイテムの一つ。
そしてアイレ。

日本人のフラメンコへの愛というか心意気というか、そういうものを感じられる三日間。どんなドラマが待っているか楽しみだ。

以下、勝手に印象に残った走り書きメモより。

 

(バイレソロ)
サパテアードは音楽との調和。足捌きそのものより、全体的な印象のほうに気持ちがいくようになった。気になったのは柔軟性。身体の柔軟性は踊りの必須アイテムだなぁと。

 

谷口祐子のアレグリアス:椅子から始まる独創的な入り方。白いマントンと光沢のあるエメラルドグリーンのバタ・デ・コーラが眩しく映える。空間に余韻が残るほど、見事なマントンづかいとバタづかい。とても上品な踊りだった。詩情あふれるシレンシオが素敵。マントンの動きはそのままギターの音をまとっているかのよう。う~ん、素敵♪

庄司裕子のタラント:タラントでこの色?とびっくりするようなショッキングピンクに紫の光沢のある衣装が、観ているうちにハマッてくるから不思議。濃厚なラズベリーアイス。とても濃厚なタラント。

池田理恵のシギリージャ:炎のシギリージャ。炎の女神。この人は特に、視線の使い方に細やかな気を配っているなという印象が残った。おかげで空間がとても広く感じられた。舞台の使い方が素晴らしい。ラストの○○○○○……。(走り書きメモ読み取れず。無念)

牛田裕衣のタラント:ロビーに第二部開始のベルが聞こえなかったため遅れる人続出。素晴らしい踊りだったのに申し訳ない。とても個性的なフラメンカ。力が入っているのかなと一瞬思ったが、そうではなく、こういう太さが彼女の個性なのだ。モイ・デ・モロンいいなあ。徳永康次郎さんのギターも魅力的。
ただ音響が今一つ。きんきんして聞こえる。こんなんだったっけ? どうやら席によって聞こえ方が違うようだ。広いホールだから難しいのか。

山形志穗のシギリージャ:パリージョの音がキレイ。振付が優雅。自然な立ち姿に好感。形、きれい。強すぎない上品さ。最初入ってくるときの歩き方にテンションがなかったので、んーと思ってしまったけど、踊りが始まったらステキだった。

(バイレ群舞)
カンデーラ発「ともだち列車 たからもの号」;
とっても可愛くて印象的な演出。子供たちの集中力にびっくり。一番小さい女の子と男の子のフラメンコのセンティードがあまりに優れていて惹きつけられずにいられなかった。なんかすごい拍手だったよ。会場大盛り上がり。松彩果さんは素晴らしいなー。

 

Armonia「マルティネーテ・イ・シギリージャ」;

石川慶子、知念響、漆畑志乃ぶ
バストン。ものすごい集中力。オレーな始まり方でとても印象的だった。

LAMA y SONACAY「グアヒーラ」;
稲田進、三枝雄輔

これ以上はない極上のエンターテインメント。プロのライブ。お揃いの水玉の色違いのタイ。二人の会話。かけ合い。仲良し。ちょっと漫才コンビを思い出した。ボケとツッコミ。どっちがどっちかわかるね?

斎藤克己フラメンコアカデミー札幌「デ プエルト ア プエルト」;
最初に出てきた赤い衣装の背の低い女性の踊りが秀逸! 身体が柔らかくてラインがキレイ。もう一回観たい。群舞はとにかく可愛い。髪の後頭部にキラキラ光る髪飾り。